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エアロプレスゴー(AeroPressGo)で手動で圧力抽出、アイス・カフェオレがいつもより美味しく飲める

fugu

 エアロプレスゴーの何がいいの?コーヒーはドリップ抽出しているけど、もっと美味しく抽出することができるのかしら? ちょっと気になるという方に、エスプレッソに近いコーヒーができるAeroPressGoを使用方法を含めてご紹介します。

携帯性がいい簡易エスプレッソメーカー

 エアロビーというフリスビーの会社がひょんなことから、コーヒーメーカー「エアロプレス」(GOが付いてない)を生みだしました。現在のエアロプレスゴーと抽出方法は同じですが、長さが少し長く、すべてが中に収納される形ではなく、あまり使われないコーヒー粉をチャンバーに入れるための上戸なども付属されています。エアロプレスはアウトドアでもかなり美味しいエスプレッソに近いコーヒーが抽出できるということで評判になり、多くの人が使用して人気となりました。そして携帯性を高めたエアロプレスゴーが販売されました。

 電気を使うこともなく、重いビアレッティを持ち出すことなく、エスプレッソに近いコーヒーが抽出できてしまいます。また、濃いコーヒーを入れて、お湯を足せばアメリカ―ノになり雑味の少ないコーヒーができますし、氷の上に抽出すれば薄くないアイスコーヒーの出来上がり。
もちろん、牛乳を足せば、薄まらない美味しいカフェオレができます!

手のひらサイズのコップに交換フィルター、
マドラー(パドル)まですべてが収まります。

使用方法

 エアロプレスゴーを使用した抽出方法には、「スタンダード」と「インバート(逆向き)」の2種類の抽出方法があります。コーヒーバリスタや、これだけ有名になったきっかけのFIERBOX創設者のスティーブさん、日本ではMr.SYUさんに習ってインバートの方法をご紹介します。実際に両方の方法でやったことがありますがインバートの方がよりエアロプレス感(エスプレッソ感、濃さ)が出ているように感じました。

まず、各部位の名称を載せておきます。

すみません。折り畳み式のパドル(マドラー)が写っていませんでした。先端がL字になっていて、とても使いやすいです。もちろん、スプーンなどで代用できます。
  1. お湯を沸かし始める。
  2. 豆を準備する。(ミルで挽く場合)
  3. チャンバー(外側に)、フィルターキャップをつける反対側からプランジャー(内側)をセットしておく。
  4. フィルターをフィルターキャップにセットし少し濡らす。
  5. ③でセットした、プランジャー側をテーブルに置き、チャンバーに豆を入れ、適量のお湯を注ぐ。(豆15g~20g程度好み)にお湯を上まで注ぐ。
  6. ④でセットしたフィルターキャップを被せてしっかり留める。その上からサイズの合ったカップをひっくり返して被せる。
  7. セットしたすべてをそのままひっくり返して、カップを下とする。(安定した平らな所に置く)
  8. 1分ぐらいかけてゆっくりと両手で押してカップに抽出する。
  9. 出来上がり!原液は、ドリップとエスプレッソの間の濃さ。

では、1ずつ解説していきます。

❶お湯を沸かす

 アルコールストーブ、ガスストーブ、焚き火なんでもいいので、お湯を沸かしておきましょう。プランジャーに入る量は200mL/回ぐらいです。お好みにもよりますが、いったん沸騰したお湯を少しだけ置いてぐつぐつより少し冷めた状態がえぐみが出ず良いようです。

➋豆を準備する

 コーヒーのセオリーと同じで、豆は焙煎後の新鮮なものが用意できるとうれしいですね。
豆の粒度は、フィルター抽出と同じか、少しだけ粗目の方が向いています。量は15g~25gで2杯分ぐらいが基本ですが、豆の種類、焙煎状態にもよりますので、色々試してみてください。結局お好みで。
また、ハンドコーヒーミルのお話は別で。

❸チャンバー(外側に)、プランジャー(内側)をセットしておく。
❹フィルターをフィルターキャップにセットし少し濡らす

 まず、プランジャーをチャンバーのフィルターを付ける側と反対側から少しだけ、押し込んでおきます。
 そして、フィルターキャップにフィルターを置き(裏表はない)少し濡らして簡単にはがれないうようにしておきます。この時、パンチ穴がすべてしっかりフィルターで埋まっているように、セットします。
 

❺③でセットした、プランジャー側をテーブルに置き、チャンバーに豆を入れ、適量のお湯を注ぐ。(豆15g~25g程度好み)にお湯を上まで注ぐ。

豆を入れ、チャンバーの半分ぐらいお湯を入れたら、1度ハドルで全体を混ぜます。
 そして、残りのお湯入れ上の方まで満たします。お湯の入れすぎは注意です。

❻④でセットしたフィルターキャップを被せてしっかり留める。その上からサイズの合ったカップをひっくり返して被せる。

フィルターキャップの爪をプランジャーの凹み部分に合わせてきっちり押し込み、少しねじってキャップをしっかり固定する。

❼セットしたすべてをそのままひっくり返して、カップを下とする。(安定した平らな所に置く)
❽1分ぐらいかけてゆっくりと両手で押してカップに抽出する。

チャンバーには熱湯が入っていますので十分気を付けながら、被せたコップごとひっくり返します。(写真はひっくり返した後の状態。)

 プランジャーをしっかりコップの上にかぶせた状態で、1分ぐらいかけて、ゆっくりと押し込んで抽出していきます。

❾出来上がり!

  アイスコーヒーを作る場合は、カップに氷を入れておいて抽出すると即座に冷えてより良い。(この場合は氷を入れたカップは置いて、チャンバーの方を上からサッと被せる。)
 ホットは、味見をして、お湯を入れてお好みの濃さにします。もちろんそのままでも。

 濃厚で、雑味の少ないコーヒーが抽出されます。

他に何が必要?ケトルとミル

 外で使うときに、エアロプレスゴーのセットの他に何が必要か?豆とお湯ですね。コーヒーは、できれば豆から挽くと気分も盛り上がりますが、もちろん挽いてあるものだって良いです。ハンドミルこれも奥深い・・・100均で買える500円~5万超のものまでありますよね。

 さて、お湯ですが、ピクニックなら保温効果がある水筒に入れていってもいいですが、さすがに少し冷めてしまいます。CAMPであれば、いろんな方法でお湯が沸かせますね。

 エアロプレスゴーのマグはかなり飲みやすく、私はとても好きですが、マグを金属製に変更して、それでお湯を沸かしてしまう方法もあります。
 ジャストサイズの物としては、モンベルのチタンカップ600、マニアックなところではユーチューバーのMr.SYUさんプロデュースのチタンカップなどなど、お好みで探すと自分だけのセットもできて愛着も沸きますね。私は、昔Mr.SYUさんが開発にかかわった銅のマグをもっていますが、やっぱり銅は手入れが大変です。
 加熱は小さくアルコールストーブで沸かすのも雰囲気があっていいですが、荷物が増えますねぇ(笑)。
 でも結局、付属のマグは見た目に反して(笑)淵がカーブしていて飲みやすく、熱さが伝わりずらくて持ちやすく、結局これに戻って来る気がします。というか戻りました。

まとめ

特にアイスコーヒー、カフェラテが好きな人には特におすすめしたいです。

 私は、ずっとドリップしていたので、これ以上美味しいって想像できなくて、どうせ使わなくなっちゃうんじゃないか?と思っていましたが、偶然、コーヒー豆の専門店で現物を見つけて、店員さんのお話を聞いたところ、どうしても興味が沸いて欲しくなってしまい、その場で購入しました。まったく後悔はないです。買ってよかった!その頃に比べると値上がりもしてしまい少しハードルが上がってしまいましたが、コーヒー好きの方には、ぜひとも試して頂きたいです。

 フィルターの替えはもちろん、一部の備品もネットで購入できます。

フィルターケースの蓋がパカパカするのが、うっとうしいと問題になっていましたが、今のは改善されているのでしょうか…でもフィルターケースが付属していて、一緒に収納できるギミック感がいい。

フィルター替えは1箱買ったらそーとー使えます。人によっては、2枚重ねて使うという方もいるそうです。私は1枚です。

おシューマイ!

フグ
フグ
キャンプ道具沼の住民の一派
むかーしむかしの30年ぐらい前、ピクニック・BBQ道具から始まり、近年のキャンプブームでブーストがかかり、防災用品にも手をだし、今に至りましたとさ。多機能・便利グッズ大好き。モットーは、自分で持ち上げられるものしか買わない。車が小さいです。
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